日蓮宗の伝統的な説教を「高座説教」といいまして
お説教の中に、日蓮大聖人のご生涯を語る繰り弁と呼ばれる部分が特徴です。
画像のように高い台の上「高座」からお説教をいたします。
現在は奇席の落語の場所を高座と言いますが、
もともとはお坊さんが説教する座を「高座」といい、
大勢の人がお説教を聴くことができるように工夫されたものです。
この日蓮宗の「高座説教」から、現在の落語のルーツとも言われています。
お正月と秋ごろ、日蓮宗宗務院を会場に
高座説教のスペシャリストの会「高友会」が入場無料で
伝統の高座説教をしてくださいます。
今回は法典寺でもお説教をしていただいた戸澤宗充上人がお説教をされるので、
戸澤上人のファンになったお檀家さんと聴きに行ってきました。
琵琶の弾き語りは日蓮宗では戸澤上人だけです。
滅多に聴けない弾き語りを
ゆったりとした気分で聴くことができたのは
とてもぜいたくなものだなぁ…と思いました。
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ファーブル (金曜日, 07 8月 2020 19:18)
日蓮大聖人と琵琶、の検索で辿り着きました。
高座説教と落語のことなど、とても勉強になりました。ありがとうございました。